目次
職種・職業によって使う言語は全く違う、それを通訳していく仕事
・出版社20年のTさん
・編集長、雑誌編集/マネジメント
ーあなたの仕事の成功体験を教えてください
近年、厳しいと言われている雑誌業界ですが、ECモールなどのオンラインと積極的に関わることで、新しい形での広告収入を維持することができました。特にコンテンツ制作については、紙媒体での経験やノウハウを活かすことで、クオリティコントロールを徹底しました。
ー仕事で苦労した経験を教えてください
ライターやカメラマンなどのクリエイター、商品を作り出す開発者、そして何かを売り込む営業マン、同じひとつの商材に対しても、彼らが使う「言語」はまったく異なります。それらの媒体となり、それぞれに通訳するのが「編集者」の仕事ですが、その作業は困難のひとつだと思います。私の場合は、それぞれの立場からの視点を大切にすることで共感してもらい、どんな場面も乗り切ってきました。
ー人生の将来設計を教えてください
これまでに培ってきた人間関係を大切にしていきたいです。それらが将来、人生の豊かさに繋がっていくと考えています。また、しっかり家族を養える程度の収入はキープしていきたいです。
ーーーそう語ってくれたTさん。編集という仕事は、単に文章を作り出すことや上がってきた文章を書き換えることではなく、ステークホルダーや語り部の「言語」を正しく理解し、そしてそれを通訳していくという、言い換えればそれは”人間を理解する仕事”なのではないかなと感じました。様々な人立場に立って考えることができないと難しい仕事なのですね!